ちーむぜろぼくらのうた

ちーむぜろ ぼくらのうた

team-0のふたりでつらつらと詩を書いています。たまに声に出して詠んでいただけたら嬉しいです☆彡

絶浪人(ぜろうにん) 〜其の肆〜


まるで風となって

人さらい達の間を

すり抜けたかのように


お嬢の前へと

現れた浪人



彼女が助けてと言う間もなく


浪人が

一言だけ発した












絶(ゼツ)











すると

満月に照らされた橋のたもとが

その瞬間だけ

時が止まったかのように


いや

時が何者かに奪われたかのように

一瞬だけ

ただ一瞬だけ

切り取られ



あとには


満月に照らされた橋のたもとに

人さらい達だけが

少しばかりの風に吹かれて

ただ呆然と

立っているだけだった